バロムデッキの短所であるリソースの細さを水で補った型。安定性と継戦能力が優れている。ただ爆発力はなく典型的なアナカラーコントロールデッキの一種とも受け取れる。
【この型にした経緯】
バロムの書全カード公開からずっと黒緑でバロムをいじっていたがどうしてもリソースがカオスチャージャーとフミシュナのみでかなりきつく、バロム着地も現代スピードに追い付けない点がどうしても拭えなかった。ゆえに軽量バロムやダークソングなどを排除、速度を捨てた型にすることにしたのがこのアナバロムの経緯である。
【各カード採用理由】
〈初動ブースト枠16枚〉どれも中盤~終盤になっても隙間で打ってアドになるため全てマックス採用。
デドダム:基本無理して出さずカオスチャージャーがあるならそちらを優先して打ってよいと考える。中盤からはマナ色にも余裕が出てくるため使いやすくなりそこからが出番となってくる。
カオスチャージャー:最強。速度を捨てたこの型であれば墓地が溜まらない欠点もほぼ気にならない。手札+2はデドダム以上。打った後には確定の単色マナとなって「我に従え」を打つのに役立つことも高評価
バーロウビリーバー:手札リソースは減るものの2色なのはデドダムより使いやすく高評価。山下固定もできるうえ、生き物として出てくるため「我に従え」を低コストで回収できる。さらにブーストはアンタップインなので「我に従え」が打ちやすい
従獄の死神シンベロス/地獄まで我に従え:過労死枠。打って回収打って回収...。余ったマナで打ち続けられることが最高。また中盤からは2枚打ってから回収してまた打つということもできるため、速度を捨てたといっても意外と加速度的にマナは溜まる。
フミシュナ:リソース枠+妨害枠+受け札枠+除去枠+ブロッカー。なんでもできる。説明することはほぼない。万能かつ青マナが欲しいのでフル採用
フミビロム:コンプレックス、EXライフ(特にドルファ)の除去枠。ナイトメアから出ると前記の2つ以外にはほぼ仕事はしないが、この2つは対策しないと受けれないので採用。ジャストダイバーで生き残り、次ターンに打点10,000+2ハンデスのアタッカーになる点も強い。ただやはり仕事できない相手が多いので、デドダム用のマナ色として埋められる。結局埋められるので3採用
バロメアレディ:テーマの一部。マナ色や単色として埋めたバロムを引っ張ってこれるため安心して埋められるのがありがたい。こいつからクエイクを出すと頭数が1つ増え、5打点分揃う。最初にかさばっても邪魔+緑マナは他で足りているので3採用
ダークマスターズ:リソース勝負対面(青黒やアナカラー)で無類の活躍。ダークネスなども考えたが、ダークネスはデメリットとして山下に行ってしまってナイトメアのはずれが固定される点があり、ダークマスターズにはメリットとしてピーピングであること+一度に3枚であること+デモコマであることがあげられるためこちらを採用。ただかさばると埋めるしかないため3採用
クエイク:フィニッシャー+制圧①。どちらのターンかを問わず制圧できるためテスタ的役割とマグナム的役割のどちらもこなせる。全除去もついているため、出した後に少し猶予ができる点が良い。2枚だと引けずにフィニッシャー不在となるリスクがあるが4枚だとかさばるため3採用。
ダムド:色確保枠。とはいえビリーバーが置物にならず除去として使えるようになるため仕事は多い。ただ単体での仕事はできないため2採用に抑えた。
深淵の逆転撃:ナイトメア失敗の時の保険。山下固定ができていないときに打っておく。成功して無駄打ちになっても、打たずに失敗して負けるよりマシ。ほとんど固定しているため1枚
熊田すず:自由枠。ハンゾウや逆転撃の2枚目など受け札を採用するのがおすすめ。
ナイトメア:テーマ枠。フィニッシャー+制圧②。受け札としてだけでなくレディから出しても、全除去効果の後のためタップイン効果で思った以上に制圧できる。受け札+制圧札どちらとしても十分に運用できるためフル採用
【一応回し方】
序盤:初動札でマナを貯める。打つ優先度はカオス>デドダム>ビリーバー>「我に従え」。ただし「我に従え」は後に働いてもらうため初動札が複数あっても自身がかぶっていない限りは埋めない。デドダムは色が厳しそうならビリーバーよりも優先度は下がりマナ埋めになりがち。
中盤(前半):フミシュナがあるなら優先的に出す。ない場合とフミシュナを出した後はブーストに専念。ここから「我に従え」の過労死タイム。回収と余りマナで打つことを繰り返す。
中盤(後半):ダクマが出せそうなら出してリソースを刈り取り、バロム複数体準備の余裕を作る。出せてしまうならレディからのバロムを決めてしまってもいい。
終盤:少なくともクエイクは必要。2体目のクエイクやナイトメアは出せるなら。ただ意外と出せる。