TCG三大テーマのひとつと言われるコントロール。現代環境だと5Cコントロールなどが度々CS入賞を繰り返していますが、CUCでも作ってみたい!!
ということで、今回紹介するのは『
赤抜き4Cコマンドコントロール』です。
【
回し方】
1・《悪魔妖精ベラドンナ》でハンデスをしながら時間を稼ぎ、3ターン目に《Disコットン&Disケラサス》で一気にマナ加速!
2・増えたマナを生かし、《神聖の精霊アルカ・ガール》でコマンドクリーチャーに軽減付与。
3・状況に合わせて毎ターンハンデスやマナロック、ヨビニオンを活用した盤面展開を行い、Q・ブレイカーで一気に試合を決めに行く!!
【採用カード】
《
蒼狼の豊穣ワクムテラス/オリジナル・ライフ》
現代環境だけでなく、CUCでも最強格の初動札です。上下ともに余すことなく使い切るので、抜く理由はないです。
《
悪魔妖精ベラドンナ》
2コスト初動札その2。2ターン目にはマナ加速をすることが多いですが、中盤以降は《激天下!シャチホコ・カイザー》と合わせて毎ターン無限ハンデスへと変身します。
《
Disコットン&Disケラサス》
このデッキの基盤となるカード。このデッキは多色デッキカードが28枚入っているので、ほぼ確で3コス2ブーストになります。オマケのようなブロッカーもCUC環境ではとても染み入ります。
《
八卦ヨーイ》
多色デッキには珍しい無色カードですが、CUCで使える4コストのヨビニオン持ちが彼だったので泣きの採用です。このデッキはとにかくマナが重いデッキなので、なんとしても3ターン目に《コットン&ケラサス》を出しましょう。《ベラドンナ》はギリギリ許容出来るハズレくじです。
《
神聖の精霊アルカ・ガール》
このデッキを支える基盤その2。コマンドクリーチャーのコストを2軽減することで、後述する《バビロン・ヴェイル》や《ルベル・ゴル・ゲルス》を軽減しながら連投することで相手の動きを全力で妨害しながら、一方的な面展開を実現します。
《
創黒神龍バビロン・ヴェイル》
相手のリソース回復を妨害しつつ、同時に自分の手札を整えてくれます。このターン開始時の追加ドローは任意効果なので引きすぎて自滅、なんていう心配もございません。
《
ゴールド・ウィリデ》
5コストのヨビニオン持ちで、相手のクリーチャー2体をタップフリーズすることが出来ます。速攻デッキ以外のいわゆる中速ビートダウンなどの遅いデッキに対しては最強の時間稼ぎになります。また、コスト5のメカでもあるため、この後紹介する《ルベル・ゴル・ゲルス》へ革命チェンジすることもでき、相手の盤面を無限にロックし続けられます。《アルカ・ガール》下でこの動きを3コストないし1コストでするのは現代環境でも違法レベルでしょう。
《
ルベル・ゴル・ゲルス》
通称CUC版マナロック。登場時にエレメントとマナを1枚ずつ選びタップフリーズすることが出来ます。このエレメントを対象にしたフリーズが本ッ当に偉くて。タマシードを主体としたデッキの場合、進化してそのまま殴られると、《ゴールド・ウィリデ》のフリーズが間に合わずにそのまま殴り倒されてしまいます。しかし、《ルベル・ゴル・ゲルス》のエレメントフリーズならばそんな心配もご無用。安心して殴りに行けます。
《
ボーイズ・トゥ・メン》
除去の出来ない《ドンドン火吹くなう》のようなカードで、基本的には盾から踏ませる以外の使い道はなく、ほとんどの場合はそのままマナに置いてしまいます。ここが自由枠にはなると思いますが、他にいいカードが見当たらなかったので、この記事を見た皆さんでぜひ考えてみてください。
《
超次元ジェニー・ホール》
黒単色の超次元呪文。コストの合計が6以下になるように2体出すか、闇の10コスト以下を1体出すかの 2つのモードから選択することができますが、このデッキではその両方を使います。
合計6以下になるように2体出しでは《プリン》を出してフリーズをしたり、《ギルザウルス》で踏み倒しメタをしたり、《ツッパリキシ》で全体パワーパンプで打たれ強くしたり、終盤には《魔導セット》を同時出ししたりなど、出し先はその都度に合わせて様々です。
10以下出しは基本的に《シャチホコ・カイザー》を出すときにしか使いませんが、前述したように《ベラドンナ》を毎ターン蘇生することで毎ターンハンデスを行うことができ、相手次第ではそれだけで詰ませられることができます。オマケみたいなハンデスorドローも非常にありがたく、基本的には打ち得な1枚になっています。
ここからは、超次元ゾーンのカード達を解説していきます。
《
魔導器プロテクト/次元のクイーン・オブ・プロテクション》&《
魔導の剣聖/次元のロード・オブ・レジェンドソード》
通称《魔導セット》と呼んでいるカード達ですが、基本的に2枚セットで使われます。クリーチャー面はどちらもパッとしない性能ですが、他のクリーチャーが出て来た時、裏側のクロスギアにひっくり返り、なんとそのままクロスまでしてくれるサービス付きです。こうして2枚両方ともクロスすると追加でバフが入り、ブロッカー・パワー+12000・しブレイク数を2つ追加・アンブロッカブルを付与してくれます。正直言ってやりすぎなぐらいのウルトラ強化によってどんなクリーチャーも一瞬で最強のフィニッシャーへと早変わりします。このデッキ以外にも、打点に心配なデッキには雑に積んでみることをオススメします。
《
頂上の王龍ヴィル・ド・テラ》&《
頂上の精霊ミラクルスZ》
いわゆる《ヴォルグ・イソレイト》の種となるクリーチャー達ですが、覚醒リンクするにはあと1体足りません。というのも、CUCには
追加リミッドというものがあり、簡単に言えば「
CUC版追加殿堂」です。
DMCUC運営コミュニティによって制定されたもので、CUCでの環境整備を目的として、大会によっては追加で制限をかけるというものです。詳しくは本文の最後に掲載しているリンクから確認して欲しいのですが、その内容は大きく分けて2つあり「《
ヴォルグ・イソレイト》
の制限」と「
逆アポロの規制」です。そのうちの 「《ヴォルグ・イソレイト》の制限」 において、覚醒リンクしないように、3種類のうちいずれか2体までしか採用できないというものがあります。
そのため、今回のリストでは《ヴィル・ド・テラ》と《ミラクルスZ》の2体しか入っていないということです。今回この説明をしたくて採用したので、ここの2枠は自由枠になります。お好きなサイキックやドラグハートを採用しましょう。
《
激相撲!ツッパリキリ》
自分のクリーチャー全てのパワーを底上げしてくれます。《5000VT》などのパワー参照の物騒なカードはありませんが、シンプルに殴り合いに強く出れるという点が非常に優秀です。というのも、どのクリーチャーもブロッカーは付いていてもパワーが貧弱すぎて貫通される危険性があります。そんな時に1000でも良いのでパワーが上がるというのは非常に優秀です。使用頻度は高くないけど使う機会は確実に来る、そんなカードです。
《
ハイドラ・ギルザウルス》
少し変わった踏み倒しメタクリーチャーです。このデッキはハンデスでリソースを奪うことは出来ますが、例えば盾を殴りに行った時にこちらの盤面を更地にされた状態でターンを返してしまった場合、ハンデスをする間もなく追い込まれてしまいます。そんな時に《ギルザウルス》を添えておくことで、しっぺ返しとして相手のマナを削り、殴り返されるまでの時間を稼ぐことが出来ます。なんちゃって《単騎ラフルル》と言ったところでしょうか。余裕があれば出しておきたい、そんなカードです。ただし、クリーチャーに関しては召喚以外の踏み倒し能力で出されると何も起きないので、そこだけ要注意です。
《
勝利のプリンプリン》
可愛い。
《
激天下!シャチホコ・カイザー》
繰り返しになってしまいますが、《ベラドンナ》と組み合わせて毎ターンハンデスを行う、そのためのコンボパーツになります。それ以外の使い道はあまり無いため、こちらも好みによっては優先度はかなり低くなるところだと思います。が、私は好きなので入れます。カッコイイので。
以上、CUCならではのコントロールデッキ、『
赤抜き4Cコマンドコントロール』でした。私なりに組んでみたリストになりますが、どれも環境次第で優先度が上下するカードばかりですので、皆さんのお口に合えば幸いです。こちらのデッキも今までと同様、相当安く組めるデッキだと思います。《ワクムテラス》が最近少し高いかな、ぐらいですね。
コントロールデッキが好きだ、という方はぜひ一度組んでみてください。
以上、スモアmoreでした。
【索引】
DMCUC運営コミュニティブログ記事より
https://dmcuc.blog.fc2.com/blog-entry-3.html