基本コンセプト
このデッキは、アウトレイジシナジーを活かしてVTを連打するのは
単純に強いよね?と考え、ビクトリーベストのデザイナーズである赤青アウトレイジ(横並べ)を
そのまま広げたような思想で組まれております。
このギミックに最も相性の良いカードが、COMPLEXです。
上手く展開出来なくとも、COMPLEXを起動出来れば勝てます。
いわばファンタジーベスト環境へ、ビクトリーベストからの刺客!と言ったところでしょうか。
相性のいいアウトレイジビクトリーのギミックもサブで採用しています。
青黒COMPLEXとの違いは何か?
ずばり、彼方がコントロールを志向しているのに対し、
こちらはコンボを志向しています。
いわゆる青黒COMPLEXは、ボンキゴマイムやシャッフを使用し、
とにかく相手の動きをコントロールして
COMPLEXでフィニッシュするデッキですが、
こちらのデッキはVT出して打点並べれば勝てるよね?に対して、
武闘カツやCOMPLEX、アビスハリケーンが支えるという、
より簡単な形になっています。
あくまでVTを絡めた攻撃がメインになるので、
COMPLEXへの依存度も他より幾分かマシです。
(COMPLEX実装前から組んでいて後からCOMPLEXが入ったため当然ではある)
そんなVTを様々な形で出せる戦慄アリスと組み合わせることで、
4投してもちゃんと複数回投げつけて有効に働かせることが出来ます。
さらに、クロック等でアウトレイジ比率が上がっていることで、
神にも届く旋律がただVTを出すだけに留まらず、
しっかり価値の高い呪文になっております。
パワーロビンを使用したアウトレイジCOMPLEXとの違いも同じことで、
その枠をアビスハリケーンにすることで、コントロールするのではなく
VT効果が掛かっている間に詰め切って勝利することを狙っています。
弱点は対応力の低下です。
シャッフもボンキゴも無いので、一旦相手が動いてから受けることになります。
こうなると、青黒COMPLEXでは対応出来ていた5c蒼龍などの
"溜めるデッキ"に対して弱いです。
回し方
"しっかり溜める"か"前のめりに詰める"かは
試合毎にどちらかを明確に選択するべきです。
相手のデッキやこちらの引きを見ながら、どちらが適切か判断することになります。
"しっかり溜める"というのは、COMPLEXを育てることは勿論、
出来る限り打点を横並べさせ、アビスハリケーンや単騎マグナム等、
相手の受けギミックをスルーする方法を用意してワンショットを狙いに行くことで、
"前のめりに詰める"というのは、COMPLEXは保険として考え、
早期に着地したVTや武闘カツキング、他小型獣で刻んで圧を掛けることです。
どちらのプランにおいても、圧倒するというよりかは対話して競り勝つことが多いイメージになります。
あとがき
戦慄の魔女 アリス/神にも届く旋律 は可愛いだけでなく
無限の可能性を秘めており、とても面白い動きをするデッキなので、
環境では厳しくとも、また自分の好きな形に大きく組み替えて
おもちゃとして組んで頂いても楽しいかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。